もう一度お父さんとお母さんの子供に生まれて来てもいいですか
お父さん、お母さん、明日は僕の誕生日です。お母さんに続いてお父さんまで亡くなってしまったので、一人っ子売れ残り独身の僕にとっては、独りぼっちの誕生日です。お父さんとお母さんが僕をこの世に生み出してくれてから、四十四回目の誕生日です。
何回妊娠してもすぐに流産してしまう体質のお母さんが、一所懸命に頑張って僕を産んでくれて、僕はこの世に出て来ることができました。子供の頃 にはみ出しっ子で教師の迫害を受けた時にも、動じることなくお父さんとお母さんは僕を守ってくれました。子供の頃、重い風邪にかかった時に、僕を負ぶって 医者に駆けつけてくれた時のお父さんの背中は、小柄な体格なのにとても大きく思えましたよ。幼い頃、お父さんとお母さんが毎晩歌ってくれた子守歌や唱歌や 童謡が大好きでした。
東京の池上に住んでいた頃には本門寺で、札幌に住んでいた頃には大通り公園で、 鳩に餌をやる僕を嬉しそうにお母さんは眺めていたよね。きっと、今から思えば、優しい子に育って欲しい情操教育だったんだね。大きくなってから後でも、盛 岡駅のホームの電車の待ち時間に鳩に餌をやったり、水戸にいた頃や北海道にいた頃に白鳥が来る湖に行って白鳥に餌をやったりしたのは楽しかったです。
勉強しろとは言われなかったけど、コンサートや美術館や博物館や動物園や水族館や植物園や旅行によく連れて行ってくれたり、ささやかな生活の中 ても結婚記念日には必ずフルコースのディナーを食べに連れて行ってくれたよね。きっと、今から思えば、点取り虫的なお勉強よりも、どこに出ても恥ずかしく ない教養を遊びの中から身に付けて欲しかったんだよね。いろんな所に連れて行って貰えて、ずっと、ずっと、楽しかったよ。
大人になってから後も、いろんな所に一緒に行ったよね。最後の家族旅行になってしまった鹿児島旅行も、正月に毎年行った鎌倉の鶴岡八幡宮の 初詣も、みんな、今となっては、かけがえのない宝物のような大切な思い出になっています。ずっと、ずっと、とても楽しかったよ。先にお母さんが死んでし まってから後でも、お父さんがまだ生きていてくれた約半年の間は、お母さんの思い出をお父さんと話す時間は親子にとっては、悲しいとは申せかけがえのない 時間でした。お父さんも死んでしまった今日、他に家族のいない僕は、お父さんやお母さんとの思い出を共有できる人がいなくてとても寂しいです。
勉強しろとは言われなかったけど、僕の受験や進学は一所懸命に応援してくれたよね。あまり豊かとは言えない家計なのに、転勤に付いていききれなくて、東京のレベルの高い私立の高校に行きたいなどという我が儘を許してくれたことに、今でも心から感謝しています。おかげさまで高校の寮生活楽しかったよ。今にして思えば、その代償として、大好きなお父さんやお母さんと一緒に暮らせたのは中学時代が最後になってしまったのですけど。
お母さんが作ってくれた料理もおいしかったなぁ。東京會館で習った本格的な料理は最高でした。お母さんのロールキャベツやハンバーグやかれいの煮たものなど、あの味をもう二度と食べられないと思うと寂しいです。おはぎも市販のものよりもおいしくて、マドレーヌもよく一緒に作ったよね。
お父さんもお母さんも死んでしまって、みんな、みんな、二度と戻って来ない、家族がまだ幸せだった頃の思い出になってしまいました。お父さんもお母さんも、まだ死ぬには早過ぎます。僕は、僕は、独りぼっちになってしまいました。
あんなに優しかったお父さんとお母さんなのに、死ぬ時にそばにいてあげられず、親不孝な子供で、本当にごめんなさい。怒ってるかなぁ・・・。生 まれ変わりなどというものが本当にあるのかどうかは分からないけれど、もしも本当にあったら、またお父さんとお母さんの子供に生まれて来てもいいです か?。今度は親孝行な子供になるから、許していただけますか?。僕は、またお父さんとお母さんの子供になって、楽しい日々をもう一度過ごしたいです。生ま れ変わっても、お父さんとお母さんは絶対に巡り会って結婚して下さいね。そして、僕をもう一度産んで下さい。もう一度、生きていてくれるお父さんとお母さ んに会いたいです。
◎ 当日記に関連する当ブログ内の他の日記記事
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○ 今日は納骨日
○ 讃岐うどんの味名登屋&ホテル・ニューフロンティア:高松での両親との思い出の店
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コメント
どうしたのでしょうか・・・。
更新されていないようですが・・・。
お体は大丈夫ですか?
投稿: あんず | 2009年5月 1日 (金) 21時13分
コメントならびにご心配ありがとうございます。
別に体を壊している訳ではありませんので、ご安心下さい。理由は、拙運営の他HP「温泉天国・鹿児島温泉紹介!」
http://homepage2.nifty.com/kamitaku/kagoonin.htm
のメンテナンスをしており、当ブログをメンテナンスする時間的余力がなかったためです。
投稿: カミタクこと神山卓也 | 2009年5月 3日 (日) 18時39分